母乳育児って、赤ちゃんにとってどんなメリットがありますか。粉ミルクだと良くないですか?
今回はこんな疑問に答えていきます。
☑本記事の内容
・母乳育児のメリット6つ解説
・母乳育児はママの健康も良くする
Contents
赤ちゃんの母乳育児メリット3選

現代の子育てでは、粉ミルクの方がスマートで良いという風潮があり、母乳育児で子育てをする人が大幅に減少しています。
赤ちゃんにとって一番体に良い食事こそ、産んでくれたママの母乳なのです。大切な子どもをすくすく成長させていきましょう。
母乳が腸の健康状態を良くする
母乳には腸内環境を整える成分が含まれるため、赤ちゃんの健康状態を高めます。
- 母乳に含まれる成分は赤ちゃんの腸内細菌の餌になる
- 消化能力が未完成な赤ちゃんでも母乳だと消化吸収しやすい
- 消化吸収しやすいことで腸がアクティブになりアレルギー体質になりにくい
母乳育児で噛む力を身につける
赤ちゃんには歯がないが、ママのおっぱいから母乳を飲むときは、口周りの筋肉をしっかり使って母乳を飲みます。
この母乳を飲む時の口の上下運動が、食べ物を噛むときに使う咀嚼筋のトレーニングになってるのです。
つまり、離乳期が始まるまでには咀嚼筋をしっかり発達させることが、その後の食事で「よく噛んで食べる」という習慣が自然と身につけられるのです。
母乳育児では吸うだけじゃなく「噛む」トレーニングもするが、哺乳瓶での授乳の場合は「吸う」だけの作業になる。
感染症になりづらい
母乳には細菌やウイルスから赤ちゃんの身を守る免疫物質が含まれ、病気になりづらい体になります。
赤ちゃんの免疫システムは未発達の状態なため、母乳育児でなくなってしまうと感染症のリスクが高まってしまうため、赤ちゃんの身を守るためにも母乳育児を心がけたいですね。
ママの母乳育児メリット3選

母乳育児は赤ちゃんだけではなく、ママの健康状態を良くします。
赤ちゃんは、ママの健康状態をしっかり見てますよ。
産後の母体の回復をサポート
赤ちゃんが母乳を吸うことで、母体からはオキシトシンというホルモンが分泌されます。
このオキシトシンには、子宮の収縮をサポートしてくれる役割があるため、産後に崩れた母体の健康状態を回復させてくれます。
オキシトシンは別名「愛情ホルモン」とも呼ばれ、日頃のストレス軽減にも繋がります。
子宮からの悪露を少なくさせる
出産から30日間ほどは子宮から悪露(出血)が続くが、母乳を赤ちゃんに与えることで、子宮ダメージの回復が早くなります。
つまり、出血も少なく済むのです。
ママと赤ちゃんの絆を深める
会話ができない赤ちゃんにとっては、触れ合うことが唯一のコミュニケーションです。
母乳を飲む以外でも肌と肌を触れ合うスキンシップ時間を多く作りたいですね。
自分の体の栄養を赤ちゃんにあげているため、ママは親としての自覚もより一層強くなります。
最後にひとこと

母乳育児には赤ちゃんとママの両方の健康状態を良くします。健康状態を良くするだけではなく、スキンシップが取れたり、離乳期にはよく噛んで食べるという習慣が身に付きやすくなります。
もちろん、哺乳瓶での授乳では「パパも育児に参加しやすい」などのメリットはありますが、赤ちゃんが求めている食事はママの母乳です。
是非、今回の情報を有効活用してください。